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【 店長ブログ 】 印鑑はめんどくさいからエモいんじゃないか

更新日:2023年8月18日




コロナ禍において、

ハンコ文化は時代遅れだという声が高らかになり

印鑑レスの風潮がより加速しておりますね。


お客様の中にも、

「印鑑はもう売れないから、大変でしょう?」

というお声をいただきますが、


正直少しは、販売の数が下がりましたが

印鑑の売上げ自体が下がったかと

いわれるとそうでもない気がします。

(体感です。数値的ではないです 笑)


テレビで報道されていた、

国から推奨されていた印鑑レスというのは、

企業内や行政手続きのいわゆる「認印」

つまりサインで使われる印鑑です。


「認印」は同じものが大量にあるのに、

わざわざ購入して押す事になんの意味が

あるのだろうという疑問に関しては、

同意するところがあります。


同じような事が「実印」や「銀行印」にも、

いえるかもしれません。手書きのサインや、

デジタルサインでいいならそのほうが楽じゃないかと。


ですが全く無意味か言われると、

そうじゃないと私は思います。


印鑑を押す書類というのは大抵の場合、

重要な決断の事が多いですよね。


婚姻届け、遺産相続、車や家を購入する時、

企業同士の契約時。。etc


すなわち「重要な決断」をするときに使用するものです。


「重要な決断」の際に、

印鑑を買い、書類がある場所に向かい、

印鑑をカバンからだし、朱肉につけて、紙に丁寧に押す。


これは「重要な決断」をする際に「儀式的な」

めんどくさいけど、自分の中で「覚悟」を決める為の、

とてもエモーショナルな行為なのではないでしょうか。


私は印鑑にはそういう、「感情的」な価値が

ある文化であり、商品であると考えております。


すべてが高速化・効率化し、

便利になっていく世の中で

あえて印鑑を使い、

めんどくさく、丁寧に、しっかり覚悟して

決断するというのもいいんじゃないでしょうか。


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